ドローンショーは観光施策として有効か

観光施策としてドローンショーを導入することは、観光イベントの集客力アップ、ブランドやメッセージを効果的に伝える手段として注目されています。ここでは、ドローンショーを観光で導入するメリットや事例などを解説します。

ドローンショーの有効性

SNS拡散と話題性を作れる

ドローンショーの映像や演出は視覚的に魅力的で、SNSなどで拡散されやすいコンテンツです。観客がスマートフォンで容易に撮影・投稿でき、「映える」ビジュアルを短時間に拡散されます。

たとえば金沢市の「KANAZAWA LIGHTS 2023」では、約300機のドローンが夜空に地域の歴史や物語を映し出し、参加者からの投稿が話題となりました。従来の花火ショー以上に「エコで再利用可能」「音が控えめ」といった印象もあり、現代的なイベントとして評価されています。

地域経済への波及効果が期待できる

ドローンショーはその開催自体だけで集客効果を見込めます。自治体が従来の花火大会やイルミネーションと組み合わせると、限られた告知費でも全国規模の波及効果を得やすく、プロモーションROI(投資利益率) 向上に直結します。予算が限られる公共部門にとって、大きな魅力と言えるでしょう。

ブランド・メッセージ訴求に向いている

ドローンショーは、企業ロゴやテーマ、キャラクターなどを自由に空中で表現できるため、ブランドや地域メッセージの訴求にも優れています。伝統文化とドローン技術の融合や、地域のアイデンティティを映像化することで、観客に深い印象を残せるでしょう。

全国で広がる導入事例とその効果

神戸港の特等席で迎える新年
貸切クルーズと連動した洋上ドローンショー

株式会社レッドクリフは、2024年1月の年越しイベントにおいて、株式会社神戸クルーザー、株式会社JTBとの3社連携によるスペシャルドローンショーを実施しました。
舞台は、美しい夜景で知られる神戸港。「THE KOBE CRUISE ルミナス神戸2」の貸切クルーズ運航に合わせて実施され、船上という「特等席」からしか味わえない特別な新年の幕開けを、400機のドローンが華やかに祝福しました。

港の夜景をデザインする「AY VIEW KOBE」の演出

本イベントは、洋上を行くクルーズ船の乗客に向けて実施されたサプライズ演出です。
神戸のシンボルであるポートタワーや、実際に乗船している「ルミナス神戸2」の船体、海をイメージしたモチーフなどが夜空に描かれ、港の夜景とドローンの光が融合した幻想的な空間を創出。
陸上からの観覧とは一味違う、海側からの視点を意識した「夜景のデザイン」により、参加者に忘れられない感動体験を提供しました。

イベント名称 THE KOBE CRUISE ルミナス神戸2 年越しドローンショー
ドローン機体数 400機
開催時期 2024年1月
開催場所 兵庫県 / 神戸港(洋上)
運営会社 株式会社レッドクリフ

このように、特定のツアーやイベント参加者だけが楽しめる「付加価値」としてドローンショーを活用することで、ツアー商品の魅力向上や他社との差別化に大きく貢献します。

世界初!お寺でのカウントダウンドローンショー

株式会社レッドクリフは、2023年の大晦日から2024年の元旦にかけて、大阪府箕面市の勝尾寺にて「カウントダウンドローンショー2023-2024@勝尾寺」を実施しました。
お寺でのカウントダウンドローンショー開催は世界初(※ブレイクスルー社調べ)。1300年の歴史を持つ「勝運の寺」の厳かな雰囲気と、400機のドローンによる最新の光のアートが融合し、新年の幕開けを幻想的に彩りました。

伝統と革新が融合する新春の祝祭

本イベントは、勝尾寺、エンターテインメント花火を手掛けるブレイクスルー株式会社、そしてレッドクリフの3者連携によって実現しました。
演出では、勝尾寺の象徴である「勝ちダルマ」や、2024年の干支である「龍」、そして「謹賀新年」の文字などが夜空に次々と描かれました。
空と地上の境内が一体となったダイナミックなパフォーマンスは、参拝客に驚きと感動を与え、伝統文化の新しい発信の形を示す事例となりました。

イベント名称 カウントダウンドローンショー2023-2024@勝尾寺
ドローン機体数 400機
開催日 2023年12月31日〜2024年1月1日
開催場所 大阪府箕面市 / 勝尾寺
運営会社 株式会社レッドクリフ

歴史的建造物や宗教施設といった「静」の空間においても、ドローンショーならではの静音性と制御技術により、厳かな雰囲気を損なうことなく、インパクトのある「動」の演出が可能であることを証明しました。

このショーを手掛けたのは……レッドクリフ

日本国内に1,000機以上のドローンショー実績を数多く手掛けている企業です。機体数を多く保持しているからこその立体アニメーションで、臨場感のある演出を得意としています。

姫音祭2024の事例

2024年11月9日、世界文化遺産・国宝姫路城を舞台に『姫音祭2024』前夜祭のドローンショーが開催されました。500機のドローンが天守を背景に光の演出を繰り広げ、姫路市イメージキャラクター「しろまるひめ」などを夜空に描き出すプログラム。来場者はおよそ1万2千人に達しました。

ショーでは「食のまち姫路」を巡るデジタルスタンプラリー用QRコードも空中に表示され、観覧者の約20%に相当する約2,300人がスマートフォンで読み取り、スタンプラリーページへ遷移。来場者の高い参加率により、イベント連動施策として大きな成果が確認されています。

2022年熱海海上花火大会の事例

温泉地として名高い静岡県熱海市では、熱海海上花火大会に合わせて初のドローンショーが親水公園ムーンテラス上空で実施されました。100機のドローンが高輝度LEDライトを駆使し、BGMと同期したアニメーションを描く仕組みで、来場者は花火と最先端エンターテインメントの両方を楽しみました。

ドローンショー実施における注意点とポイント

導入を検討する場合、配慮すべき点があります。以下の注意点とポイントを確認しましょう。

会場選定と天候リスク対策を考える

半径150 m程度の立入制限エリアが確保でき、GPS受信状態が良好な場所があるか確認しましょう。海岸や広場は確保しやすい一方で強風リスクが高いので、風速・降雨・雷の基準値を事前に定義し、当日リアルタイム予報と連動した判断フローを策定する必要があります。

騒音対策

ドローンの風切り音は80dB前後と言われ、静粛性は地域住民の受容性を左右します。近年はプロペラ形状を改良した低騒音機が4dB以上のノイズ低減を実現しており、夜間住宅地近接会場では低騒音モデルを採用する事例が増加中です。演出中はBGMでマスキングし、前後のアイドリング時間を最小化する運用が推奨されます。

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